今年も恒例の期間限定商品、おねはん団子の粉を販売します。
富山県のお寺(主に禅宗系)では2月15日(または旧暦の3月15日)はお釈迦様の命日として、涅槃会という法要が執り行われますが、その際、おねはん(涅槃)団子と呼ばれる団子を作り、お供えする風習があります。
おねはん団子とは、直径2cm程度の米の粉で作った赤・白・黄・緑色の団子で、法要ではお釈迦様の舎利(お骨)に見立てられ、お経をあげた団子は、食べると一年無病息災、小袋に入れてお守りにすれば一年厄除けとして参拝者に配られます。
麻生圓兵衛商店では毎年1月~3月の期間限定でおねはん団子専用の粉を販売しております。
内容量は使いやすい1kg袋の他に、5kg・22kgの業務用サイズも取り揃えております。
(1kg袋)
(5kg袋)
おねはん団子の粉の原材料は贅沢にも良質な富山県産うるち米を100%使用し、お米の風味を最大に引き出す胴搗き製粉(スタンプミル)で丁寧に仕上げました。
味はもとより、ねはん団子にしたときの柔らかさと色の乗り、そして艶が違います!
通常は和菓子屋さんでも使用されている粉ですから、普通のお団子として食べても美味ですよ。
県外発送も承ります。
皆様のお越しをお待ちしております!
春を代表する和菓子といえば桜餅。
ご存知の方も多いと思いますが、桜餅には道明寺粉(蒸したもち米を乾燥し粉砕したもの)で餡を包む関西風と、小麦粉生地を薄く焼いて餡を包み込んだ関東風の2種類があります。
この時期、麻生圓兵衛商店では関西風桜餅に使用する道明寺粉の製造がピークを迎え、連日、全国の和菓子屋様・製菓原料問屋様へと出荷しております。
道明寺粉は現在では和菓子用途として知られていますが、元来は戦国時代の保存食品である兵糧(干し飯)として用いられ、大阪にある尼寺、道明寺で作られたことがその名の由来とされています。
麻生圓兵衛商店では創業以来、良質な国産水稲もち米だけを使い、手間ひまかけた昔ながらの製法で道明寺粉を作り続けています。
蒸したもち米を一昼夜かけてじっくりと乾燥させます。
25kg入りの大袋。
少量使い切りに便利な5kg小袋。
1kg袋も対応致します。
麻生圓兵衛商店で1月~3月まで期間限定で販売している『おねはん団子の粉』。
これは、2月・3月に主に禅宗のお寺で執り行われる涅槃会でお供えする小さな4色の団子(涅槃団子)の材料として使用されています。
涅槃会(ねはんえ)とは、お釈迦様の命日(2月15日または旧暦の3月15日)におこなう法要のことで、お釈迦様の舎利(お骨)に見立てたお団子は、食べると一年無病息災、小袋に入れてお守りにすれば一年厄除けのご利益があると言われ、参拝者に配られます。
このたび、そのお団子を作る作業を見学してきました。
お邪魔したのは麻生圓兵衛商店から車で10分程の距離にある、国宝・瑞龍寺。
正式名称、曹洞宗高岡山瑞龍寺は富山県唯一の国宝で、高岡の開祖でもある加賀藩二代藩主・前田利長公の菩提寺です。
利長公亡き後、三代藩主の利常公が約20年の歳月をかけて建立した瑞龍寺は、その荘厳かつ美しいシンメトリックな伽藍配置から、江戸初期を代表する禅宗寺院建築として、高い評価を得ています。
瑞龍寺さんには毎年2月と3月に弊社の『おねはん団子の粉』を使ってもらっていますが、今回は3月のお団子作りを見学してきました。
まずは『おねはん団子の粉』をお湯でこねる作業から始まります。
お団子は4色(白・黄・赤・緑)あり、まずは色の着いていない白色から始め、順次色素を入れて作っていきます。
この、こねる作業をしっかりしないとお団子が綺麗に仕上がらないので、粉とお湯、色素が充分に馴染むよう、何回も何回もこねていきます。時間が経つにつれ、だんだんと腕の力が抜けていく大変な力作業です。
次に、こねた団子生地を細長く伸ばし、2cm程にカットしたものを、手で丸く団子状にしていきます。
蒸す前の淡いお団子の色合いも、本当に美しいです。
蒸し器は連続稼動、次々に蒸し上げていきます。
蒸し上がったお団子は、木のオリに入れて冷まし、適度に乾燥したら完成です。
この後、出来上がったお団子は涅槃会でお供えされ、参拝者に方々に配られます。
麻生圓兵衛商店の『おねはん団子の粉』は、富山県の良質なうるち米を100%使用。
使いやすい1kgタイプの他、5kg/22kgをご用意。
県外発送も承りますので、是非ともお問い合わせ下さい!
今年も恒例の期間限定商品、おねはん団子の粉を販売します。
富山県のお寺では2月15日(または旧暦の3月15日)はお釈迦様の命日として、涅槃会という法要が執り行われますが、その際、おねはん(涅槃)団子と呼ばれる団子を作り、お供えする風習があります。
おねはん団子とは、直径2cm程度の米の粉で作った赤・白・黄・緑色の団子で、法要ではお釈迦様の舎利(お骨)に見立てられ、お経をあげた団子は、食べると一年無病息災、小袋に入れてお守りにすれば一年厄除けとして参拝者に配られます。
麻生圓兵衛商店では1月~3月の期間限定でおねはん団子専用の粉を販売しております。
内容量は使いやすい1kg袋の他に、5kg・22kgの業務用サイズも取り揃えております。
原材料は贅沢にも良質な富山県産うるち米を100%使用し、お米の風味を最大に引き出す胴搗き製粉(スタンプミル)で丁寧に仕上げました。
味はもとより、ねはん団子にしたときの柔らかさと色の乗り、そして艶が違います!
通常は和菓子屋さんでも使用されている粉ですから、普通のお団子として食べても美味ですよ。
皆様のお越しをお待ちしております。
3月といえば桜餅のシーズンですね。麻生圓兵衛商店では連日桜餅に使用する道明寺粉の生産に追われています。
当社の道明寺粉は関西風の桜餅(もち米で餡を包むタイプ)に使用され、3月3日の雛祭り~桜の咲く時期にあわせ、全国の和菓子屋様・問屋様へと連日出荷しています。
道明寺粉とは蒸したもち米を乾燥し粉砕したもので、大きさによって丸粒・2ツ割・3ツ割・4ツ割・5ツ割・6ツ割などに分けられます。
元来は糒(干し飯)として使用され、大阪にある尼寺、道明寺で作られたことがその名の由来とされています。
麻生圓兵衛商店では良質な国産水稲もち米だけを使い、手間ひまかけた昔ながらの製法で道明寺粉を作り続けています。
25kg・5kg入袋の他、1kg小袋も対応致します。
今年も恒例の期間限定商品、おねはん団子の粉を販売します。
富山県のお寺では2月15日(または旧暦の3月15日)はお釈迦様の命日として、涅槃会という法要が執り行われますが、その際、おねはん(涅槃)団子と呼ばれる団子を作り、お供えする風習があります。
おねはん団子とは、直径2cm程度の米の粉で作った赤・白・黄・緑色の団子で、法要ではお釈迦様の舎利(お骨)に見立てられ、お経をあげた団子は、食べると一年無病息災、小袋に入れてお守りにすれば一年厄除けとして参拝者に配られます。
麻生圓兵衛商店では1月~3月の期間限定でおねはん団子専用の粉を販売しております。
内容量は使いやすい1kg袋の他に、5kg・22kgの業務用サイズも取り揃えております。
原材料は贅沢にも良質な富山県産うるち米を100%使用し、お米の風味を最大に引き出す胴搗き製粉(スタンプミル)で丁寧に仕上げました。
味はもとより、ねはん団子にしたときの柔らかさと色の乗り、そして艶が違います!
通常は和菓子屋さんでも使用されている粉ですから、普通のお団子として食べても美味ですよ。
皆様のお越しをお待ちしております。
近年になり米粉パンや麺、米粉を使った洋菓子などの登場によって、米粉に対する認知度が高まり、一般的にも浸透しておりますが、実は米粉自体は古く長い歴史を持ち、日本人の食文化と密接に関わってきました。
その代表格とも言えるのが和菓子への用途です。
団子、大福、饅頭、上生菓子、干菓子、棹物等、その他様々な和菓子に米粉は用いられてきました。
現在、米粉パンや麺・洋菓子用途の米粉は大半はうるち米を微粉砕した粉を指し、その種類は多くありません。一方、従来から和菓子等に使用されてきた米粉の場合、うるち米に限らず、もち米も含めて様々な粉砕方法や粒度に分別され、熱を加えアルファー化させたものまで、その種類は数十種類以上にわたります。
また、同一の製品であっても地域により呼び名が異なり、その多様性を知ることができます。
例えば干菓子等に使用する寒梅粉や落雁粉も地域によっては、以下のように様々な呼び名があります。
※図表:全国穀類工業協同組合発行の冊子より抜粋
ただ単に米粉といっても、呼び名を含めこれまでにも多様な種類があります。
改めて和菓子文化に根付いた昔ながらの米粉の奥深さを感じますね。
今回は麻生圓兵衛商店での寒梅粉の製法について紹介を致します。
前回の繰り返しになりますが、まずは寒梅粉とは?から始めます。
寒梅粉(かんばいこ)とは蒸したもち米を良く練って餅の状態にし、薄く焦げないように焼き上げ、キメ細かく製粉したもので、打ち物・押し物等の干菓子の他、様々な和菓子に使用されている粉です。
製造工程の流れは以下のようになります。
①精選したもち米を精米・洗米した後、一晩水に浸します。
②浸漬したもち米を良く水切りし、たっぷりの蒸気で蒸し上げます。
③蒸しあがったもち米を良く練って餅の状態にします。
④練った餅をガス火で熱した二本のロールで挟み込み、薄く焦がさないように焼いていきます。
⑤薄くせんべい状に焼いたものを粉砕し、徐々に細かく製粉していきます。
⑥シフター(篩い機)を使用し、整粒します。
⑦目標の水分値に達するよう、調湿をおこないます。
⑧最後に再度シフター(篩い機)・マグネットフィルターを通し、完成です。
弊社の寒梅粉は落雁等の干菓子に使用されることが多いため、その繊細な味わいを引き立てるよう、製造にあたっては香りと口溶けに特に留意しています。
まず香りについては、焼成工程で少し強めに熱を加え、香ばしい風味が残るよう調整しています。
口溶けについては、網目の小さい篩い網を使用し、丹念に製粉することによってきめ細かな寒梅粉に仕上げています。
麻生圓兵衛商店では創業以来、現在も同じ製法で寒梅粉を作り続けております。
こだわりの寒梅粉、是非お試し下さい!
麻生圓兵衛商店では主として和菓子用途向けの様々な米粉製品を製造しておりますが、今回は寒梅粉をご紹介致します。
寒梅粉(かんばいこ)とは蒸したもち米を良く練って餅の状態にし、薄く焦げないように焼き上げ、キメ細かく製粉したもので、ちょうど寒梅が咲く頃に新米を粉にしたことがその名の由来とされています。
用途としては打ち物・押し物等の干菓子の他、様々な和菓子に使用されている粉です。
下写真の干菓子は京都にある100年を超える老舗和菓子店様のもので、弊社の寒梅粉をお使い頂いております。
小ぶりの落雁の中には、大徳寺納豆が入っており、口に入れるとほろほろと溶け、和三盆の上品な甘さと、鼻に抜ける寒梅粉の香ばしい風味、そして大徳寺納豆の塩味が複雑に絡み合う奥深い美味しさです。
使用されている原料もほとんどが天然由来の為、角の取れた優しい味わいで、日本古来の御菓子の素晴らしさを改めて実感する一品です。
麻生圓兵衛商店も微力ながら和菓子文化のお役に立てるよう、自然で風味を活かした製品作りを続けて参ります。
次回は寒梅粉の製法について紹介したいと考えています。
最近、麻生圓兵衛商店では道明寺粉を使った関西風の桜餅ばかりPRしておりますが、小麦粉を使った焼き生地で包む関東風桜餅でも弊社製品が活躍していますので、ご紹介致します。
その製品とは落雁粉で、蒸した餅米を乾燥し細かく粉砕した後、白く焦げないように煎ったものです。
※落雁粉は地域により、上早粉/春雪粉/みじん粉/本極みじん粉/白イラ粉/上南粉/真挽粉等の様々な呼称があります。
落雁粉はその名の通り、主として落雁等の打ち菓子・押し菓子に使用される粉で、麻生圓兵衛商店では大きさや煎り具合別に13種類の落雁粉を製造しております。
落雁粉はもち粉や寒梅粉などと異なり、一般的な粉というよりも、細かい粒が集まった粉です。
その為、この微妙な粒感が落雁粉の特長とも言えます。
関東風桜餅の場合、生地にこの落雁粉を10~15%程度練り込むことによって、小麦粉だけでは出せない、独自のモッチリとした食感を得ることができます。
まさに関東風桜餅の名脇役的な存在、落雁粉。
良質な国産もち米を100%使用した落雁粉を是非お試し下さい!
道明寺粉を使用した桜餅のシーズン真っ最中ですが、今回は麻生圓兵衛商店での道明寺粉製造工程について紹介します。
おおまかな流れは以下の通りです。
①原材料となる良質な国産水稲もち米を精選・精米します。
(麻生圓兵衛商店では外国産米は一切使用しておりません、国産米100%です!)
②洗米して米糠やその他異物を洗い流します。
③一晩水に浸漬して水分を含ませます。
④たっぷりの蒸気で蒸し上げます。
⑤蒸したもち米を乾燥機に入れ、一昼夜かけてじっくりと乾燥させます。
⑥乾燥したもち米を粉砕機を使って、徐々に細かくしていきます。
⑦シフター(篩い機)で丸粒~6ツ割まで大きさ別に分けていきます。
⑧色彩選別機を使用して、着色米やその他異物を取り除いて完成です。
この中で、麻生圓兵衛商店が最もこだわっているのは、⑤の『一昼夜かけてじっくりと乾燥させる』の部分です。
その昔、現在のような乾燥機など無い時代、道明寺粉は天日で乾燥し作っていました。午前中から日が沈むまでじっくりと太陽の光で乾燥させていたのです。
しかし現在、このような製法は気候の影響を受けやすく、実際の菓子需要にも対応していない為おこなわれていません。
時代が進むにつれ、製造方法が効率化され、多くのメーカーでは短時間で製品化するような設備が整っていますが、その反面、短時間での乾燥によってもち米本来の風味や食感が損なわれているのも事実です。
麻生圓兵衛商店では短時間での大量生産はせず、もち米にダメージがかからないように、一昼夜かけ朝までじっくりと乾燥させます。
手間も時間もかかりますが、このことによって風味・食感の良い道明寺粉ができあがるのです。
米粉製品は自然からの恩恵を受けて作るもの。
麻生圓兵衛商店ではできるだけ昔ながらの製法を守り、風味をいかした製品作りを心がけています。
まだまだ寒い日が続きますが、毎年この時期、麻生圓兵衛商店では桜餅に使用する道明寺粉の生産に追われています。
当社の道明寺粉は関西風の桜餅(もち米で餡を包むタイプ)に使用され、3月3日の雛祭り~桜の咲く時期にあわせ、全国の和菓子屋様・問屋様へと連日出荷しています。
道明寺粉とは蒸したもち米を乾燥し粉砕したもので、大きさによって丸粒・2ツ割・3ツ割・4ツ割・5ツ割・6ツ割などに分けられます。
元来は糒(干し飯)として使用され、大阪にある尼寺、道明寺で作られたことがその名の由来とされています。
麻生圓兵衛商店では良質な国産水稲もち米だけを使い、手間ひまかけた昔ながらの製法で道明寺粉を作り続けています。
25kg・5kg入袋の他、1kg小袋も対応致します。
今年も、おねはん団子の粉を販売します。
富山県のお寺では2月15日(または旧暦の3月15日)はお釈迦様の命日として、涅槃会という法要が執り行われますが、その際、おねはん(涅槃)団子と呼ばれる団子を作り、お供えする風習があります。
おねはん団子とは、直径2cm程度の米の粉で作った赤・白・黄・緑色の団子で、法要ではお釈迦様の舎利(お骨)に見立てられ、お経をあげた団子は、食べると一年無病息災、小袋に入れてお守りにすれば一年厄除けとして参拝者に配られます。
麻生圓兵衛商店では1月~3月の期間限定でおねはん団子専用の粉を販売しております。
内容量は使いやすい1kg袋の他に、5kg・22kgの業務用サイズも取り揃えております。
原材料は贅沢にも良質な富山県産うるち米を100%使用し、お米の風味を最大に引き出す胴搗き製粉(スタンプミル)で丁寧に仕上げました。
味はもとより、ねはん団子にしたときの柔らかさと色の乗り、そして艶が違います!
通常は和菓子屋さんでも使用されている粉ですから、普通のお団子として食べても美味ですよ。
皆様のお越しをお待ちしております。
最近、米粉の原料となるお米がいつ頃から新米(24年産)へ切り替わるのかと、お問い合わせをよく頂きます。
麻生圓兵衛商店で製造している米粉製品の場合、23年産米在庫量にもよりますが、通常年明け1月~2月頃から切り替えが始まり、3月までには完了する見込みです。
普段、私たちが食べるご飯の場合、新米が出るとすぐにお米屋さんでもPRされ、比較的早めに家庭へと流通します。
秋に収穫されたばかりの新米はみずみずしく香り高く、大変美味しいものです。
しかし、米粉の製造という点から見ると、収穫したての新米を使用するのは必ずしも良いとは言い切れないのです。
理由として新米は水分値が高く製品化した際、粉の品質が安定しないからです。
その為、弊社では収穫したお米を倉庫で一定期間、水分が安定するまで保管します。
このことは米粉製品を使用するエンドユーザー(EX:和菓子屋さん)の作業性にも大きく関わることなので、弊社ではなるべく新米へ切り替わった際、品質の差が無いように気を配っています。
よく寿司飯(シャリ)に新米は向かないと言われます。(一概には言えませんが・・・)
これは新米がフレッシュすぎて、ネタを充分に引き立てられないのが原因かも知れません、他にもシャリの固さや、酢の吸収具合も関係してくるでしょう。
同じお米といっても、用途によって旬が異なるのは大変興味深いですね。
梅雨入りしてじめじめと蒸し暑い日々が続いています。
この時期、毎年恒例の和菓子といえば若鮎がよく知られています。
清流を泳ぐ若鮎をイメージしたもので、いかにも夏らしい清涼感のある和菓子です。
一般的に外側は小麦と卵を使用した生地で、中に柔らかな求肥(お餅)が入っているものが多いです。
写真の若鮎は、弊社のお得意様でもある地元高岡市の老舗和菓子屋『大野屋』様のもので、求肥生地にわさびが加えられており、ほんのり上品な薄緑の色合いと、わさびのピリッとしたアクセントが絶妙です。
和菓子の世界では、季節に応じて折々に楽しませてくれますね。
ちなみに若鮎の中の求肥生地は、牛皮粉を使用して作られます。
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麻生圓兵衛商店で製造している上新粉・上用粉は国産水稲うるち米100%ですが、従来より原料米仕入れの関係上、明確な産地県までは指定できず、昨今の米トレーサビリティ等を含む消費者ニーズに充分に対応できておりませんでした。
そこで弊社では産地の明確化と品質の安定を図るため、昨年より富山県産米の原料確保に取り組んで参りました。
その結果、本年5月製造分より上新粉・上用粉製品に使用する原料米全てを富山県産うるち米に切り替えましたので、ここにお知らせ致します。
お客様におかれましては、最終消費者様への産地情報の伝達にも活用して頂ければと考えております。
引き続き弊社上新粉・上用粉のご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
☆☆☆ 良質な富山県産うるち米100%使用の米粉はこちらから ☆☆☆
麻生圓兵衛商店のある富山県は全国的にも有数のお米の生産地ですが、その中でもコシヒカリの評価は非常に高く、県外へも多く出荷されています。
今回は普通にご飯として食べても美味しい富山県産のコシヒカリを、贅沢にも米粉にした製品をご紹介致します。
原材料は富山県産コシヒカリ100%で、お米の風味を最大限に活かす胴搗(どうつき)製法で手間ひまかけて作ります。
胴搗製法とは、臼と杵の原理を用いた粉砕方法で、粉砕熱が発生しづらく一番原始的でありながら最良の粉砕方法と言われてます。
具体的には精選したお米を浸漬し、充分に水を含ませた後、水切りし粉砕をおこないます。その際、浸漬作業が非常に重要で、水分を含ませたおかげでお米が柔らかくなり、粉砕が容易になると同時に粉砕熱の発生を抑え、結果として風味の良い米粉へとつながるわけです。
富山県産の上質なコシヒカリとこだわりの製法で作った米粉を使うと、風味の良い柔らかモチモチ食感のお団子になりますよ。
是非、お試し下さい!
和菓子屋さんでは桜餅の季節が終わると端午の節句に向けて柏餅と粽のシーズンへと移っていきます。
端午の節句はもとは強い香気を有し厄を祓うと言われる菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)などを用い、無病息災を祈る日でした。
その後、武家社会に移るにつれ菖蒲と尚武(しょうぶ:武士武道を尊ぶこと)にかけて、武者人形や兜、鯉のぼりを飾る現在の端午の節句へと変化していきました。
柏餅に使用する柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから家系が続き子孫繁栄に繋がる縁起物として広まり、粽には邪気を祓う意味があります。
柏餅・粽に欠かせないのが上新粉(米の粉)です。
麻生圓兵衛商店ではお米本来の風味を活かした低温胴搗製法で丁寧に仕上げました。
麻生圓兵衛商店では関西風桜餅の原料となる道明寺粉を製造していますが、ここではその製造工程を簡単に紹介します。
①原材料となる国産水稲もち米を精選・精米します。
②洗米して米糠やその他異物を洗い流します。
③一晩水に浸漬して水分を含ませます。
④たっぷりの蒸気で蒸し上げます。
⑤蒸したもち米を乾燥機に入れ、一昼夜かけてじっくりと乾燥させます。
⑥乾燥したもち米を粉砕機を使って、徐々に細かくしていきます。
⑦シフター(篩い機)で丸粒~6ツ割まで大きさ別に分けていきます。
⑧色彩選別機を使用して、着色米やその他異物を取り除いて完成です。
この中で、麻生圓兵衛商店が最もこだわっているのは、⑤の『一昼夜かけてじっくりと乾燥させる』の部分です。
その昔、現在のような乾燥機など無い時代、道明寺粉は天日で乾燥し作っていました。午前中から日が沈むまでじっくりと太陽の光で乾燥させていたのです。
しかし現在、このような製法は気候の影響を受けやすく、実際の菓子需要にも対応していない為おこなわれていません。
時代が進むにつれ、製造方法が効率化され、多くのメーカーでは短時間で製品化するような設備が整っていますが、その反面、短時間での乾燥によってもち米本来の風味や食感が損なわれているのも事実です。
麻生圓兵衛商店では短時間での大量生産はせず、もち米にダメージがかからないように、一昼夜かけてじっくりと乾燥させます。
手間も時間もかかりますが、このことによって風味・食感の良い道明寺粉ができあがるのです。
米粉製品は自然からの恩恵を受けて作るもの。
麻生圓兵衛商店ではできるだけ昔ながらの製法で、風味をいかした製品作りを心がけています。
3月3日の雛祭りから桜の花が咲く頃までが桜餅のシーズンで、この時期、和菓子屋さんやスーパーなどの店頭で良く見かけます。
麻生圓兵衛商店では、関西風の桜餅に使用する道明寺粉を生産していますが、ここでは桜餅に関するお話を少ししたいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、桜餅には関西風と関東風の2種類があります。
関西風は道明寺粉(蒸したもち米を乾燥して粉砕したもの)で餡を包みますが、関東風は薄く焼いた小麦粉生地で餡を巻いたもので、見た目も食感も異なります。
関西風の桜餅で使用する道明寺粉は、大阪府藤井寺市にある道明寺という尼寺で保存・非常食の糒(干し飯)として作られたのがその名の由来とされ、関西近畿地方では道明寺と言えば桜餅を意味するほど食文化として定着しています。
〔道明寺粉を使用した関西風桜餅〕
一方、関東風の桜餅は隅田川の向島に長命寺という寺があり、その門前で小麦生地の桜餅を売り出したのがきっかけで、こちらも長命寺の呼び名が桜餅の意味を持つようになったと言われています。
〔小麦生地を使用した関東風桜餅〕
3月3日の雛祭りに向けて麻生圓兵衛商店では桜餅に使用する道明寺粉の生産がピークを迎えています。
当社の道明寺粉は関西風の桜餅(もち米で餡を包むタイプ)に使用され、ちょうどこの時期、北陸・近畿・東海地方へと連日出荷しています。
道明寺粉とは蒸したもち米を乾燥し粉砕したもので、その大きさによって丸粒・2ツ割・3ツ割・4ツ割・5ツ割・6ツ割などに分けられます。
麻生圓兵衛商店では良質な国産水稲もち米だけを使い、手間ひまかけた昔ながらの製法で道明寺粉を作り続けています。
一晩浸漬したもち米をたっぷりの蒸気で蒸し上げます。
蒸しあがったもち米をアルミ製のオリに詰めていきます。
詰め終わったオリ約300枚を乾燥庫に入れ、
一昼夜かけてじっくりと乾燥させます。
乾燥後、粉砕した道明寺粉を色彩選別機で検品します。
色彩選別機で検品後、袋詰めをおこないます。
25kg・5kg入袋の他、1kg小袋も対応致します。
先日、お知らせをした期間限定のおねはん団子の粉は、ほとんどが当社からの配送もしくは当社まで来て頂いて販売を致しておりますが、当社の近くで販売をお願いしているお店がありますので、ご紹介致します。
高岡市昭和町のスーパーマーケット『フレッシュ佐武』さん内にある、『北山米穀店』さんです。
『北山米穀店』さんは富山県産の上質なお米を取扱っている有名な老舗お米屋さんで、1月~3月の間、おねはん団子の粉を置かせてもらっています。※1kg入のみ
土曜・日曜も営業されていますので、是非、お立ち寄り下さい。
富山県のお寺では2月15日(または旧暦の3月15日)はお釈迦様の命日として、涅槃会という法要が執り行われますが、その際、おねはん(涅槃)団子と呼ばれる団子を作り、お供えする風習があります。
おねはん団子とは、直径2cm程度の米の粉で作った赤・白・黄・緑色の団子で、法要ではお釈迦様の舎利(お骨)に見立てられ、お経をあげた団子は、食べると一年無病息災、小袋に入れてお守りにすれば一年厄除けとして参拝者に配られます。
麻生圓兵衛商店では1月~3月の期間限定でおねはん団子の粉を販売しております。
1kg小袋の他に5kg・22kgの業務用サイズも取り揃えております。
原材料は上質な国産うるち米を100%使用し、お米の風味を最大に引き出す胴搗き製粉(スタンプミル)で丁寧に仕上げました。
和菓子屋さんでも使用されている粉ですから、普通にお団子にして食べても美味ですよ。
皆様のお越しをお待ちしております。
麻生圓兵衛商店の米粉製品の中でも、主力といえるのが牛皮粉(餅粉)です。
牛皮粉とは、もち米を粉にしたもので、大福や求肥、羽二重餅など和菓子用途においては良く使用される粉の一種です。
当社の牛皮粉は富山県産水稲もち米100%ですが、使用する品種にもこだわっています。
牛皮粉に使う品種は『こがねもち』が大半を占め、その他に『らいちょうもち』『かぐらもち』『とみちから』といった品種をバランスよく配合しています。
富山のきれいな水と豊かな大地で育ったもち米で作った牛皮粉、是非お試し下さい!
米粉の原材料となるお米にはうるち米ともち米の2種類あります。麻生圓兵衛商店では製品構成上、使用する原材料の80%をもち米が占めています。
もち米の大半は地元富山県から調達しており、品種も様々ですが、中でも『新大正もち』という品種が最上とされ、白さ・伸び・粘りが特徴で風味も大変良く、地元ではもち米の代名詞となっています。
この時期、新米が順次入荷されてきますが、本日、『新大正もち』の栽培をお願いしている生産者さんを訪れ、23年産米を引き取ってきました。
この生産者さんは、減農薬・有機栽培を実践し、富山県からエコファーマーの認定をされています。
生産者さんが粉にするのは勿体ないとまで言ったこだわりの農法で育てた『新大正もち』は
特牛皮粉 ②牛皮粉 極寒梅粉 もち粉300gに使用しています。
是非、お試し下さい!