来る3月14日、北陸新幹線が開業します。
富山⇔東京間は最速タイプ(かがやき)で2時間8分。
現行、越後湯沢で新幹線に乗り換えて東京へ向かっていましたが、北陸新幹線の開業により直通となりました。
乗り換えなしで首都圏と繋がる日が来るとは、富山県民としても非常に感慨深いものがあります。
麻生圓兵衛商店は新高岡駅が最寄で、車で15分程度の場所にあり、以前は関東方面のお客様に遠路長時間かけて弊社まで来て頂いておりましたが、3月14日以降は乗り換えなしで、しかも1時間以上早く高岡へ着くことができます。
新高岡駅には各駅タイプ(はくたか)が停車し、所要時間は新高岡⇔東京間で2時間50分前後。
※開業から6月末までは最速タイプ(かがやき)が新高岡駅に停車(1日1往復)
これを機に皆様のお越しをお待ちしております!
麻生圓兵衛商店で1月~3月まで期間限定で販売している『おねはん団子の粉』。
これは、2月・3月に主に禅宗のお寺で執り行われる涅槃会でお供えする小さな4色の団子(涅槃団子)の材料として使用されています。
涅槃会(ねはんえ)とは、お釈迦様の命日(2月15日または旧暦の3月15日)におこなう法要のことで、お釈迦様の舎利(お骨)に見立てたお団子は、食べると一年無病息災、小袋に入れてお守りにすれば一年厄除けのご利益があると言われ、参拝者に配られます。
このたび、そのお団子を作る作業を見学してきました。
お邪魔したのは麻生圓兵衛商店から車で10分程の距離にある、国宝・瑞龍寺。
正式名称、曹洞宗高岡山瑞龍寺は富山県唯一の国宝で、高岡の開祖でもある加賀藩二代藩主・前田利長公の菩提寺です。
利長公亡き後、三代藩主の利常公が約20年の歳月をかけて建立した瑞龍寺は、その荘厳かつ美しいシンメトリックな伽藍配置から、江戸初期を代表する禅宗寺院建築として、高い評価を得ています。
瑞龍寺さんには毎年2月と3月に弊社の『おねはん団子の粉』を使ってもらっていますが、今回は3月のお団子作りを見学してきました。
まずは『おねはん団子の粉』をお湯でこねる作業から始まります。
お団子は4色(白・黄・赤・緑)あり、まずは色の着いていない白色から始め、順次色素を入れて作っていきます。
この、こねる作業をしっかりしないとお団子が綺麗に仕上がらないので、粉とお湯、色素が充分に馴染むよう、何回も何回もこねていきます。時間が経つにつれ、だんだんと腕の力が抜けていく大変な力作業です。
次に、こねた団子生地を細長く伸ばし、2cm程にカットしたものを、手で丸く団子状にしていきます。
蒸す前の淡いお団子の色合いも、本当に美しいです。
蒸し器は連続稼動、次々に蒸し上げていきます。
蒸し上がったお団子は、木のオリに入れて冷まし、適度に乾燥したら完成です。
この後、出来上がったお団子は涅槃会でお供えされ、参拝者に方々に配られます。
麻生圓兵衛商店の『おねはん団子の粉』は、富山県の良質なうるち米を100%使用。
使いやすい1kgタイプの他、5kg/22kgをご用意。
県外発送も承りますので、是非ともお問い合わせ下さい!