麻生圓兵衛商店では下記の通りゴールデンウィークの休業日を頂きます。
例年GW周辺は運送が混み合いますので、お客様におかれましては早めのご発注を頂けますよう、お願い申し上げます。
休業日 : 4月27日(土)~4月29日(月) / 5月3日(金)~5月6日(月)
5月7日(火)より通常営業致しますので、宜しくお願い致します。
今回は麻生圓兵衛商店での寒梅粉の製法について紹介を致します。
前回の繰り返しになりますが、まずは寒梅粉とは?から始めます。
寒梅粉(かんばいこ)とは蒸したもち米を良く練って餅の状態にし、薄く焦げないように焼き上げ、キメ細かく製粉したもので、打ち物・押し物等の干菓子の他、様々な和菓子に使用されている粉です。
製造工程の流れは以下のようになります。
①精選したもち米を精米・洗米した後、一晩水に浸します。
②浸漬したもち米を良く水切りし、たっぷりの蒸気で蒸し上げます。
③蒸しあがったもち米を良く練って餅の状態にします。
④練った餅をガス火で熱した二本のロールで挟み込み、薄く焦がさないように焼いていきます。
⑤薄くせんべい状に焼いたものを粉砕し、徐々に細かく製粉していきます。
⑥シフター(篩い機)を使用し、整粒します。
⑦目標の水分値に達するよう、調湿をおこないます。
⑧最後に再度シフター(篩い機)・マグネットフィルターを通し、完成です。
弊社の寒梅粉は落雁等の干菓子に使用されることが多いため、その繊細な味わいを引き立てるよう、製造にあたっては香りと口溶けに特に留意しています。
まず香りについては、焼成工程で少し強めに熱を加え、香ばしい風味が残るよう調整しています。
口溶けについては、網目の小さい篩い網を使用し、丹念に製粉することによってきめ細かな寒梅粉に仕上げています。
麻生圓兵衛商店では創業以来、現在も同じ製法で寒梅粉を作り続けております。
こだわりの寒梅粉、是非お試し下さい!
麻生圓兵衛商店では主として和菓子用途向けの様々な米粉製品を製造しておりますが、今回は寒梅粉をご紹介致します。
寒梅粉(かんばいこ)とは蒸したもち米を良く練って餅の状態にし、薄く焦げないように焼き上げ、キメ細かく製粉したもので、ちょうど寒梅が咲く頃に新米を粉にしたことがその名の由来とされています。
用途としては打ち物・押し物等の干菓子の他、様々な和菓子に使用されている粉です。
下写真の干菓子は京都にある100年を超える老舗和菓子店様のもので、弊社の寒梅粉をお使い頂いております。
小ぶりの落雁の中には、大徳寺納豆が入っており、口に入れるとほろほろと溶け、和三盆の上品な甘さと、鼻に抜ける寒梅粉の香ばしい風味、そして大徳寺納豆の塩味が複雑に絡み合う奥深い美味しさです。
使用されている原料もほとんどが天然由来の為、角の取れた優しい味わいで、日本古来の御菓子の素晴らしさを改めて実感する一品です。
麻生圓兵衛商店も微力ながら和菓子文化のお役に立てるよう、自然で風味を活かした製品作りを続けて参ります。
次回は寒梅粉の製法について紹介したいと考えています。