3月3日の雛祭りに向けて麻生圓兵衛商店では桜餅に使用する道明寺粉の生産がピークを迎えています。
当社の道明寺粉は関西風の桜餅(もち米で餡を包むタイプ)に使用され、ちょうどこの時期、北陸・近畿・東海地方へと連日出荷しています。
道明寺粉とは蒸したもち米を乾燥し粉砕したもので、その大きさによって丸粒・2ツ割・3ツ割・4ツ割・5ツ割・6ツ割などに分けられます。
麻生圓兵衛商店では良質な国産水稲もち米だけを使い、手間ひまかけた昔ながらの製法で道明寺粉を作り続けています。
一晩浸漬したもち米をたっぷりの蒸気で蒸し上げます。
蒸しあがったもち米をアルミ製のオリに詰めていきます。
詰め終わったオリ約300枚を乾燥庫に入れ、
一昼夜かけてじっくりと乾燥させます。
乾燥後、粉砕した道明寺粉を色彩選別機で検品します。
色彩選別機で検品後、袋詰めをおこないます。
25kg・5kg入袋の他、1kg小袋も対応致します。
先日、お知らせをした期間限定のおねはん団子の粉は、ほとんどが当社からの配送もしくは当社まで来て頂いて販売を致しておりますが、当社の近くで販売をお願いしているお店がありますので、ご紹介致します。
高岡市昭和町のスーパーマーケット『フレッシュ佐武』さん内にある、『北山米穀店』さんです。
『北山米穀店』さんは富山県産の上質なお米を取扱っている有名な老舗お米屋さんで、1月~3月の間、おねはん団子の粉を置かせてもらっています。※1kg入のみ
土曜・日曜も営業されていますので、是非、お立ち寄り下さい。
ここ富山県は国内有数の良質なお米の生産地であると同時に、稲作用種もみの一大生産地としても広く知られています。
種もみとは稲の苗を育てるための、まさしくお米の種となるものです。
厳しい品質基準で作られた富山の種もみは、その品質の高さから現在では全国の生産量の約55%を占めるに至り、ちょうどこの時期に出荷のピークを迎えます。
お米の美味しさの元となる種もみは、富山の豊かな土壌と立山連峰など北アルプスの雪解け水、そして何より農業関係者の方々のたゆまぬ努力で作られています。
麻生圓兵衛商店も富山の米粉メーカーとして、自然からの恩恵に感謝し、お米本来の風味を活かした製品作りに一層励んで参ります。