米粉の原材料となるお米にはうるち米ともち米の2種類あります。麻生圓兵衛商店では製品構成上、使用する原材料の80%をもち米が占めています。
もち米の大半は地元富山県から調達しており、品種も様々ですが、中でも『新大正もち』という品種が最上とされ、白さ・伸び・粘りが特徴で風味も大変良く、地元ではもち米の代名詞となっています。
この時期、新米が順次入荷されてきますが、本日、『新大正もち』の栽培をお願いしている生産者さんを訪れ、23年産米を引き取ってきました。
この生産者さんは、減農薬・有機栽培を実践し、富山県からエコファーマーの認定をされています。
生産者さんが粉にするのは勿体ないとまで言ったこだわりの農法で育てた『新大正もち』は
特牛皮粉 ②牛皮粉 極寒梅粉 もち粉300gに使用しています。
是非、お試し下さい!
麻生圓兵衛商店では様々な米粉製品を製造していますが、その工程において多くの熱を必要とします。
例えば上新粉や餅粉を製造する際、一度水に浸漬し粉砕した粉を12%~13%程度まで熱風を使って乾燥します。また、寒梅粉や道明寺粉といった製品の場合、蒸気を使用してもち米を蒸します。
当社では長年、A重油を使用したボイラーを熱源としていましたが、今年の春、地元ガス会社さんからCO2の削減と一層の省エネ効果が期待できるガスボイラーへの更新提案を受け、その後いろいろと省エネ率や費用対効果等をシミュレーションした結果、2台導入することに決定し、先日無事工事が完了しました。
従来のA重油を使用したボイラーと比べ、ガスボイラーの場合、年間72.6トンのCO2削減と熱交換率の向上による約12%の省エネを実現できる見込みです。
米粉は今も昔も自然からの恩恵を受けて作るもの。
当社も米粉メーカーとして地球環境に配慮したやさしい製品作りを心掛けていきたいものです。